生態について

【陸上】

陸上ではフリッパーをばたつかせながら歩く姿がよく知られているが、氷上や砂浜などでは腹ばいになって滑る。これをトボガンという。

トボガン

【海中】

海中では翼を羽ばたかせて泳ぐ。ペンギン類で最も速いと言われるジェンツーペンギンの水中速度は最大36 km/hに達する。イルカのように海面でジャンプすることもあり、水中から陸上に戻るときにはいったん深く潜り、勢いを付けて飛びあがる。独特の体型は海中を自在に泳ぐことに特化したものといえる。

【食性】

食性は肉食性で、魚類・甲殻類・頭足類などを海中で捕食する。一方、天敵はシャチ・ヒョウアザラシ・サメなどである。

【繁殖】

繁殖は陸上でおこなう。卵は1個〜3個を産み、オスとメスで抱卵をする。またコウテイペンギンのように、ある程度成長したヒナ同士で集まり「クレイシュ」(Crèche。フランス語で託児所の意。クレイシとも)を形成するものがある。また、羽毛が抜け替わる換羽期には海に入らず、絶食状態で陸上にとどまる種もいる。

ほとんどのペンギンは他の鳥類と同様に春から夏にかけて繁殖するが、最大種のコウテイペンギンは、-60℃に達する冬の南極大陸で繁殖を行う。そのため、世界で最も過酷な子育てをする鳥と言われる。